仲村渠樋川

    五右衛門風呂も設置した集落の共同水施設

    仲村渠集落の飲料水、洗濯、野菜洗い、水浴びなどの生活用水として利用された共同水施設。琉球石灰岩の台地から湧き出る湧き水は、現在主に農業用水の水源として活用されている。100年ほど前までは木製の桶を置いただけの簡易な施設でしたが、1912年から翌年にかけて石工の手により琉球石灰岩などを使い造り替えられました。その後沖縄戦で破壊されたため、昭和39年に改修され、平成16年の復元工事により1912年当時のままに復元され、敷地全体の景観も整えられている。男性用の「イキガガー」と女性用の「イナグガー」があり、それぞれに洗い場と水槽があり、また珍しく五右衛門風呂が設置されている。

    • Date 2014年9月9日
    • Tags 湧き水